JOURNAL FROM CIRCUIT TO STREETS

POTENZA CIRCUIT MEETING!

質疑応答も白熱
プロフェッショナルがノウハウを語る
PCM! だけの座学!

鈴鹿サーキット南コースで開催された、POTENZA CIRCUIT MEETING(PCM!)の第2ラウンド。たっぷり走れるのはもちろん、プロドライバーが講師を務めてドライビングスキル向上をしっかりサポートしてくれるのも、PCM! の人気が高い理由になっている。

今回、講師を務めたのは、平峰一貴選手、佐々木雅弘選手、蒲生尚弥選手、久保凜太郎選手、堤優威選手の5人。参加者ひとりひとりに合わせたレッスンに加えて、タイヤ開発の秘話や的確な使い方など、POTENZAに関わるPCM! だからこその話が聞ける「タイヤ講習」も好評だ。今回は、そんな座学にフォーカスして深堀りしてみたい。

CONTENTS

センターの縦溝を太くしたことでウェットグリップを向上。また、パタン剛性を高めてゴムを柔らかくしたことで、ドライグリップもより向上したという。

RE-71RZのスゴさに納得!
佐々木雅弘選手によるタイヤ講習

PCM! では、タイヤ講習が受けられるのも魅力のひとつ。担当するのは、POTENZA RE-71RZの開発に携わる佐々木雅弘選手だ。RE-71RZの開発秘話や、サーキットでの有効な使い方など、タイヤの性能を引き出してサーキット走行をより楽しむためのポイントをわかりやすく解説してくれる。

POTENZA RE-71RZについて、佐々木選手がまず触れたのはトレッド面について。縦溝の本数やパタンデザインがそれぞれどういった意味を持つのか、わかりやすく説明した。

さらに佐々木選手は、グリップ力が向上していることを強調。タイヤ講習に同席していた堤優威選手も「走り出した瞬間に違いが分かるほど印象的だった」と語る。スポーツカーがよりスポーツカーらしく、スポーティカーがスポーツカーに変わるような、走る楽しさをぐっと高めてくれるタイヤに仕上がったという。

好評だったRE-71RSを超えるタイヤをつくれるのだろうかというプレッシャーはありました。パタンやゴムの柔らかさなど、こだわったところはいくつもあるのですが、レーシングタイヤに近い感触を持つストリートラジアルタイヤに仕上がったと自信を持っています

佐々木 雅弘

佐々木選手は休憩時間にパドックを巡り、参加者とコミュニケーションを取る場面もあった。

そしてこんなところにサインを!インストラクターとの距離が近いのもPCM!の特徴だ。

興味深い話が続くなか、参加者がRE-71RZに合わせたアライメントについて質問すると、佐々木選手が丁寧に答える。さらに平峰一貴選手が空気圧について佐々木選手に質問する場面もあり、講習会場にはタイヤを上手に使いたいという熱意が満ちあふれていた。

SUPER GT500クラスのチャンピオンにも輝いた平峰選手が登壇。豪華ゲストドライバーと触れ合えるのもPCM!の嬉しいところ。

プロも手こずる!? 平峰・堤選手が
鈴鹿南コースの攻略法を伝授

PCM! の座学では、平峰一貴選手と堤優威選手によって、コース攻略についてもレクチャーがあった。まず平峰選手が参加者の走りをチェックし、ライン取りについて指摘。複合コーナーにおいてロスを生み出しにくいラインや、膨らまずに走るためのポイントをアドバイスした。

PCM! の第2ラウンドが行われた鈴鹿南コースは、全長約1.2kmとコンパクトながらもテクニカルなコーナーが多く、平峰選手や堤選手が走行しても難易度は高いという。堤選手は、立ち上がりのことを考えてコーナーに進入するのがコツだという。そしてひとつひとつのコーナーとしてではなく、全体が繋がっているというイメージで視野を広く持つことが必要だと教えてくれた。

堤選手は、SUPER GT300クラスやGR86/BRZ Cupへの参戦など幅広く活躍。SUPER GT300クラスでは2022年にシリーズ2位、GR86/BRZ Cupでは2025年にシリーズチャンピオンを獲得した。

ひと通りのレクチャーが終了すると、参加者からはコーナーの攻め方や車種ごとの走り方など具体的な質問が数多く投げかけられ、平峰選手と堤選手は時間の許す限り丁寧に説明を行った。

「各セクターに区切ってタイムを縮めようと務めるのがコツ」と平峰選手。

タイヤがグリップするからといって、早めにアクセルを開けるとうまくいかないことがあります。立ち上がるポイントを明確に決めて、狙ったところでアクセルを開けることを心がけてみてください。

平峰 一貴

マシンプロデュースをメインフィールドに、ドライビングはもちろん、タイヤ開発にも造詣が深い藤岡さんならではの話は目から鱗。

アタックマシンを手掛ける藤岡代表が
タイヤと足回りの関係を丁寧に解説

参加車両について個別にアドバイスする「愛車チェック」とは別に、オートプロデュースボスの藤岡代表によるチューニングアドバイスも座学のひとつとして行われている。

ラウンド2の講習ではタイヤのグリップピークを引き出すために、サスペンションやタイヤにしっかり荷重をかけることをアドバイス。足回りの構造について解説しつつ、サスペンションの剛性とタイヤのグリップの関係を説明した。

グリップレベルのあがったRE-71RZの性能をしっかり引き出すには、サスペンションセッティングも重要だと藤岡代表。減衰力が変更できる足回りなら、まずはさまざまな減衰力を試して車両の動きを体感するのもいいそうだ。

藤岡代表が製作したタイムアタックマシン、PCA! GR86ワイドやPCA! RZ34が会場に持ち込まれており、「走行後のタイヤのトレッド面やキャンバー角がどれくらい付いているかをぜひ見てほしい」と藤岡代表。プロの手掛けるマシンを参考にしながら、愛車をステップアップさせるヒントを見つけることができるのもPCM! ならではといえる。

PCA! GR86ワイドやPCA! RZ34などがPCM! でタイムアタックを実施。プロの本気の走りを間近で見られる人気コンテンツのひとつだ。

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