JOURNAL FROM CIRCUIT TO STREETS

GR86/BRZ Cup

RE-10D装着の堤優威選手が
ポイントランキングトップを守る

TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2026 第3戦が、6月26日〜28日に岡山国際サーキットで開催された。プロフェッショナルシリーズには34台が参戦。うち20台がPOTENZA RE-10Dを装着しレースに臨んだ。

第1戦オートポリスが蒲生尚弥選手、第2戦SUGOは清水英志郎選手と、POTENZA RE-10Dを装着したマシンを駆るドライバーが開幕から2連勝を果たし、第3戦にも期待がかかったが、POTENZA勢は苦しい戦いを強いられる。

そのなかで3位表彰台を獲得し、シリーズポイントランキングトップを守った堤優威選手は、天候に大きく左右されたレースウィークにあっても、次戦以降につながる手応えを感じたという。

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データが少なく出走タイミングも難しいなか、予選で4番手を確保した堤選手。

雨続きから一転しドライ路面へ
天候に翻弄された岡山戦

GR86/BRZ Cup 2026の第3戦は、26日(金)が専有走行、27日(土)に予選、そして28(日)が決勝というスケジュールで進められたが、金曜日の専有走行では、POTENZA RE-10Dを装着したマシンが圧巻の走りを披露した。

天候は雨。強く降り続け、プロフェッショナルシリーズでは5台が走行を取りやめたほどだ。そのなかで走行タイムは上位11台をブリヂストンが占め、POTENZA RE-10Dがウェットコンディションにおいて優れたパフォーマンスを発揮するとことを改めて印象づけた。

しかし、翌日の予選から状況は一変。早朝に雨がやみ、セッションが始まる頃には路面が乾く。このレースウィークでは各車ともドライコンディションでの走行がままならなかったため上位の顔ぶれが大きく変わるなか、4位を獲得したのが堤優威選手だった。前日の専有走行はキャンセルしていたが、昨年のシリーズチャンピオンは3位と同タイムをマーク。この場合は先に計測したドライバーが上位となるため、堤優威選手は4番手につけた。

セッション終盤のアタックが功を奏したと予選を振り返った。

この時期にこのレースで岡山を走るのは誰もが初めて。セッションの終盤にアタックをしたことが功を奏しうまくまとめられたと思います。POTENZA RE-10Dはグリップのピークが感じやすく、タイヤを99%使っているイメージで走れました。乗っていてコントロールしやすかったのも印象的でしたね

堤 優威

スタートの混乱を突いて表彰圏内へポジションアップ。

4位から3位へポジションアップ

明け方に小雨が降ったものの決勝はドライコンディション。スタート直後の1コーナーでポールスタートの菅波冬悟選手と続く松井孝允選手が接触。3番手の近藤翼選手がトップへ躍り出た。

この混乱のなか、堤選手はサイドバイサイドで争いながらへアピンコーナーで菅波選手を抜き、3位へポジションを上げる。「前ではなく後ろを見るレースだった」と堤選手が後で語った通り、背後に迫る菅波選手をしっかりと押さえ込むレース展開となった。

しかし、最終ラップでは、堤選手は4位を引き離しつつ、2位に迫る場面も見られるなど猛追したものの3位でフィニッシュとなった。

1周目で3番手に上がれたのがよかったですね。レースを通してPOTENZA RE-10Dのグリップをしっかり使えました。また、タイヤのトラクションにも助けられたレースでした。岡山で3位を獲得しポイントリーダーを守れたのは、シリーズチャンピオンを目指すうえで大きいと思います

堤 優威

決勝では、RE-10Dのロング性能の高さを走りで証明した堤選手。

プレッシャーに打ち勝ち、
GR86/BRZ Cup 2連覇に挑む

堤優威選手は、SUPER GT 300クラスやスーパー耐久レースでも活躍している。GR86/BRZ Cup プロフェッショナルシリーズには、堤選手のようにモータースポーツの最前線で戦うプロドライバーが参戦する。そんな中で、堤選手は昨年のGR86/BRZ Cup プロフェッショナルシリーズでチャンピオンを獲得した。

タイヤの空気圧やグリップピークの使い方、ホイールの組み合わせなどを考慮しつつ、緻密にセッティングを行いながら走る堤選手は、大きな期待がかかるプレッシャーの中で今シーズンもシリーズチャンピオンを目指して走る。「難しいレースウィークでしたが、そのなかで今後の課題が見つかったのは収穫だと思っています。これからのレースに役立てたいですね。そしてタイヤの強みを活かしながら戦います」と語った。