偏摩耗とは
「偏摩耗」とは、タイヤのトレッド(路面との接地面)が道路条件や使用条件等により、部分的に異常に摩耗する現象です。
タイヤの偏摩耗を放っておいた場合の影響
「偏摩耗」は振動や騒音の原因になるだけでなく、タイヤ寿命の短期化やタイヤ本来の性能(排水性など)を悪化させる可能性があります。
- タイヤ寿命の短期化
- 振動や騒音の発生
偏摩耗の種類と想定される原因例
名称 | 現象 | 想定される原因例 |
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片べり摩耗 | トレッドの片側だけが早く摩耗する現象 | 足回りの整備不良等 |
両肩べり摩耗 | タイヤのトレッド(路面との接地面)の中心部に比べ、両肩(ショルダー部)が早く摩耗する現象 |
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センター摩耗 | タイヤのトレッドのショルダー部に比べ、中心部が早く摩耗する現象 |
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局部摩耗 (スポット摩耗) |
タイヤのトレッド部が局部的に摩耗する現象 |
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ヒール&トウ 摩耗(段減り) |
タイヤが円周方向にのこぎりの歯のように摩耗する現象 |
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【参考】タイヤを上手に使えば、溝は均一に減っていきます。
※タイヤのサイズや種類によって溝深さは異なります。
偏摩耗を防ぐ方法
偏摩耗を防ぐ方法は主に「タイヤの適正空気圧保持」、「定期的なタイヤの位置交換(ローテーション)」の2つ※2があり、当社は安全啓発の一環として、それぞれ月に一度のタイヤ空気圧チェック、5,000km※3を目安とした定期的なローテーションを推奨しています。
- ※2ドライバーが実践できる対処方法。車両の足回りに問題がある場合に実施するホイールアライメント調整は除く。
- ※35,000kmは当社の推奨です。カーメーカーのオーナーズマニュアル(車両取扱説明書)に記載がある場合は、それに従ってください。
こちらの情報は2022年1月現在のものです