走って分かったブリヂストンの
最新スタッドレスタイヤ
「ブリザック アイスピーク」の実力
足元から支える
冬道の安心・安全
語り=斎藤 聡、伊藤 梓/文=鈴木真人/写真=郡大二郎
SUVやクロスオーバー、電気自動車、ハイブリッド車といった高荷重のハイパフォーマンスモデル向けとして開発されたブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザック アイスピーク」。その特徴と、日本における装着率No.1ブランドとしてブリザックが選ばれる理由に迫る。
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高荷重車には
専用設計のスタッドレスタイヤを
冬が近づいたら、積雪に備えてタイヤも衣替えするのは常識と言っていい。突然の降雪で夏タイヤのままだったら路上で立ち往生。まわりにも迷惑をかけてしまう。だから、東京でも11月ぐらいになったらスタッドレスタイヤを装着する習慣が広まってきた。雪道での走行性能で圧倒的な評価を受けているのがブリヂストンのBLIZZAK(ブリザック)。誰もが知る信頼のブランドだ。
1988年から長い歴史を紡いできたブリザックの最新モデルが「BLIZZAK ICEPEAK(ブリザック アイスピーク)」。SUVやクロスオーバー車、電気自動車(BEV)、ハイブリッド車(HV)などの高荷重車に対応した製品だ。サイズは15インチから21インチまでの全57種類が用意されていて、幅広い車種に装着できる。従来品より氷上・雪上性能を高め、ロングライフ性能も大幅に向上させたという。何が変わったのか。モータージャーナリストの斎藤 聡さんとライターの伊藤 梓さんに聞いた。
伊藤 梓「北海道の雪上試乗会でアイスピークを試しました。大きくて重いクルマはカーブで滑り出しそうだけど、そういった不安はありませんでしたね。コーナリング中の挙動はしっかりしていて、適切な速度域であれば滑ったり横に流れていったりしません。ブレーキもしっかり利く感覚がありました」
斎藤 聡「安定感が(従来品とは)ひと回り違うと思いました。運転していてドシッとした感じがあります。ズルズルっといかないのは、エッジ、サイプ(細かいミゾ)やブロックのヘリがすごく機能していて、ブロック剛性も高いから。最新の考え方を適用したスタッドレスタイヤです。面を広くとって密着させて、タイヤ全体が路面にピタッとくっついているんですね。ブロックがしっかりしていて、雪をつかんで安定して走れるのがいい」
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全国装着率No.1
一番安心して使える
タイヤを選びたい
考えてみれば、そもそも雪道をクルマが走れることが驚きだ。滑りやすい雪の上を走り、曲がり、止まることができる。どうやってグリップ力を生み出しているのだろう。
斎藤 聡「まず理解しておかなければならないのは、タイヤはゴム製品。気温が下がると固くなるということです。固くなると性能を発揮しづらくなるので、冬用タイヤは低温でも固くならないゴムを使っているんですね。ただ、柔らかすぎるとグニャグニャして真っすぐ走れない。昔のスタッドレスタイヤはそういうマイナス面がありましたが、アイスピークは普通に走れるし、制動能力も高いレベルです。ゴムに適切な薬剤を配合し、接地面の縦ミゾや横ミゾの形状を工夫してグリップ力を上げているんです」
夏タイヤにもミゾはあるから、多少はグリップするようにも思えてしまう。実際に夏タイヤで雪道を走ったら、どうなるのか。
斎藤 聡「夏タイヤを装着したクルマに乗って坂道でブレーキを踏んでみるテストをしたことがあります。そうしたらタイヤがコンってロックして、その瞬間にサーッと加速していくんです。下り坂で減速しようとそっとブレーキを踏んだら、逆にスピードが上がってしまった。これは特別なコースでのことですが、夏タイヤで雪道を走るのは危険行為です。絶対にやめてください」
伊藤さんは雪国の山形県出身。幼い頃から、冬になったらスタッドレスタイヤを装着するのが当たり前と思っていたそうだ。
伊藤 梓「スタッドレスタイヤというより、みんなブリザックって言っていましたね。雪国で一番安心して使えるタイヤだというのは、イメージとして刷り込まれていました。運転免許をとってからは、それを実感できるように。絶対的な安心感があります」
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実際に体感できる
氷上ブレーキ性能の向上
ブリザックは全国で装着率No.1。スタッドレスタイヤの代名詞的存在だ。中でもアイスピークはSUVなどの重量級のクルマを想定して開発された最先端モデル。今やクルマの主流となったSUVが安心して雪道を走れるタイヤなのだ。
斎藤 聡「SUVはセダンやコンパクトカーよりかなり重いし、さらに今はBEVやHVといった大きなバッテリーを搭載するクルマが多くなっているので重量の増加は避けられません。(車重が)2tを超える車両も珍しくなくなってきました。タイヤにとってはどんどん負担が大きくなっている状況です。アイスピークは重いクルマ向けにつくっていて、タイヤ全体の骨格を強化しています。氷上制動距離が従来品に比べて11%短くなったということで、それは実際にブレーキを踏んでみて体感できるレベルでした」
伊藤 梓「一般的にSUVは重たくて、特に雪上では急にブレーキをかけてもすぐには止まらないわけですが、なかには同じクルマなんだから止まるでしょ、と思っている人もいる。交差点で赤信号になって、止まらな〜いなんてことになったら大変です。アイスピークであってもスピードの出し過ぎは禁物ですが、自分の感覚に合わせてブレーキングすればしっかり止まってくれるという安心感がありました」
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スタッドレスタイヤを
装着する意味とは?
アイスピークはSUVでも雪道を安心して走れるタイヤなのだ。雪国ではその実力を大いに発揮するだろう。ただ、都会の住人、たとえば東京に住んでいるならば雪が積もるのは多くて年に2~3回ぐらい。スキーに行くとしても、駐車場までの道はきれいに除雪されていることがほとんど。それでもスタッドレスタイヤを装着する意味はあるのだろうか。
斎藤 聡「先ほども言ったように、夏タイヤだと低温でグリップが低下します。スタッドレスタイヤは低温性能の高さがメリットです。そして、もし雪が降れば夏タイヤでは走れない。いつ必要になるかわからないのに、冬季になっても夏タイヤでもいいや、と甘く考えているのは危険ですよ」
伊藤 梓「雪国出身者としては、東京のほうが雪の危険性が大きいと感じます。わずか5cmの積雪でも、交通マヒ状態になるじゃないですか。除雪能力が足りていないんですね。積もった雪が日中に溶けて、夜に気温が下がってまた固まったりすると、路面はグチャグチャになります。きれいに圧雪になる雪国よりも危ないですよ。雪の怖さを知らない人は夏タイヤでも平気で走ったりしますが、都会の雪を舐めちゃいけません」
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スタッドレスタイヤだと
気づかないかも
冬道ではリスクを認識して正しく怖がることが大切なのだ。アイスピークが雪道で安心を与えてくれることはわかったが、実際には都市部で暮らしていると雪のない道を走る時間のほうがはるかに長い。スタッドレスタイヤはドライ路面が苦手というイメージがあったが……。
斎藤 聡「確かに、かつてはドライ路面の走りが弱点でしたね。ゴムを柔らかくしたことでグニャグニャした感覚があり、ステアリングを切っても反応遅れがありました。アイスピークはブロックを大きくして剛性を高めていることもあって、しっかりした感触です。サイプの形状を最適化していることも性能向上に貢献していますね」
伊藤 梓「知らずに乗ったら、スタッドレスタイヤだと気づかないかもしれませんよ。そのぐらい自然でスムーズな走りです。フラフラして頼りないということもないし、ステアリングの切り始めから手応えがあります。ノイズが少ないのもいいですね。昔のスタッドレスタイヤは走っているとジャーっという音が車内に入ってきて、隣の人と大声で会話していましたから」
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ドライ路面でも雪国でも
同じ感覚で走れる
アイスピークは、雪のない道でもガマンは不要。路面を確実にとらえていることは、タイヤの摩耗を抑えることにもつながっている。
斎藤 聡「SUVは一般的な乗用車に比べて重くなっていますから、どうしてもタイヤへの負担が大きくなります。トルクをかけて加速するときもブレーキングするときも、クルマの重さが摩耗を促進するわけです。アイスピークは接地面を整えてタイヤと路面の滑りを減らし、力を分散させているんですよ」
伊藤 梓「雪道もドライ路面も走りましたが、その両方で印象が変わらないんです。高速道路を走って地元に帰ると、もちろん雪が積もっている。東京でも雪国でも同じ感覚で走れるのはうれしいですね」
雪道を安心して走れるだけでなく、ドライ路面でも快適性を保つ。しかもロングライフだから長距離走行も苦にならない。アクティブなカーライフを支えてくれるタイヤがアイスピークなのだ。
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