タイヤの適切な使用・管理について

タイヤの安全性を維持するには空気圧管理が重要

タイヤは適正な空気圧が充てんされてはじめて充分な性能を発揮します。空気圧は徐々に低下するために、最低1ヵ月に1度は空気圧の点検を行って適正な空気圧を維持することが大切です。

適正空気圧に対し、
空気圧が不足している場合の影響

磨耗ライフの低下 偏磨耗の発生 燃費の低下

適正空気圧に対し、
空気圧が過多の場合の影響

磨耗ライフの低下 偏磨耗の発生 乗り心地の悪化

スタッドレスタイヤの性能を最大限に発揮するために

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    スタッドレスタイヤは必ず全輪に装着してください

    全輪とも同じ種類・構造のタイヤを使用してください。

  2. 2

    新規(新品/リトレッド)装着の際は、2つのポイントに注意しましょう

    Point.1

    降雪期間が始まる前に慣らし運転を!

    1. 発泡ゴム採用のブリヂストンのスタッドレスタイヤは、慣らし運転によって、氷雪上でグリップ性能を発揮する気泡が表面に現れ、本格的な降雪時期を迎えた時に最大限の性能を発揮できます。
    2. タイヤの緩やかな寸度成長でリムと馴染み、フィット性を確保します。
    3. 交換前のタイヤと交換後のタイヤの性能差に慣れることで安全走行につながります。

    慣らし運転の目安

    非雪路を60km/h以下で200km以上走行

    Point.2

    初期ローテーションは早めに!

    新規装着したタイヤは「溝が深い」「非雪路走行が多い」ので偏摩耗が発生しやすくなります。

    スタッドレスタイヤで発生しやすい偏摩耗(ヒール&トゥ)

    ブレーキをかける度にブロックがたわむ

    ブレーキをかける度に
    ブロックがたわむ

    ブレーキをかける度にブロックがたわむ

    これを繰り返すと
    ブロックの角が削れていく

    ブレーキをかける度にブロックがたわむ

    ヒール&トゥを放置すると多角形摩耗へと進展し、安全に走行できなくなる恐れがあります

    初期ローテーションの実施計画例

    ローテーションは偏摩耗が発生する直前に実施するのが最適です。下記は一般的な使用条件下での一例ですので、実施にあたっては、タイヤ販売店等にご相談ください。

    初期ローテーションの実施計画例

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    空気圧管理を適切に行いましょう

    冬季は空気圧が低下しやすい ●管理が一般的にルーズになる※ バルブコアの凍結による空気漏れ 外気温低下による空気圧低下 → 適正な空気圧管理+バルブキャップの確実な装着

    ※冬期は寒い戸外での点検を先延ばしにしてしまう傾向があります。

    外気温が下がると空気の体積は収縮。その分、空気圧が下がります。

    外気温25℃で空気圧750kPaに設定した場合の温度低下による空気圧低下率

    ※上記は計算値であり、実測値ではありません。

安全・安心をささえるブリヂストンの強み