開発にも関わったレーシングドライバー 立川祐路氏が、「REGNO GR-XⅢ」の魅力を解き明かす。快適性向上はもちろんのこと、「接地性の高さ」によるタイヤが路面をしっかりと「つかむ」、「とらえる」という感覚が、走行中のさまざまな場面において安心感をもたらし、運転のしやすさにつながる「質の高い乗り味」を実現。それは、まったく新しいコンフォートタイヤだと評価した。
全方位に進化した「REGNO GR-XⅢ」が
進化した「GREAT BALANCE」を体現
快適性の向上は、もはや当然。それをクリアした上で操縦安定性を高め、REGNOブランドの価値である「GREAT BALANCE」がさらに進化したことこそ、「REGNO GR-XⅢ」のすごさなのだとレーシングドライバー 立川祐路氏は切り出した。静粛性、乗り心地、運動性能など、タイヤに求められる基本性能を進化させることで、深みを増した空間品質と磨き抜かれた走行性能を提供するプレミアムコンフォートタイヤ「REGNO GR-XⅢ」。
国内最高峰のモータースポーツ SUPER GTにおいて、三度GT500リーズチャンピオンに輝いたレジェンドは、少なからず「REGNO GR-XⅢ」の開発に関わってきた。スペシャリストならではの感覚と経験値をもとに、クルマのみならずタイヤの動きやフィールを的確に捉え、精緻に分析を加える。そのアドバイスが「REGNO GR-XⅢ」の開発過程において、目指すべき高みへの重要な道しるべになったことは容易に想像できる。そんな立川氏に、自らが体感した「REGNO GR-XⅢ」の魅力を掘り下げてもらおう。
まずは「静粛性」について。「REGNO GR-XⅢ」は、路面からの振動を吸収しロードノイズを低減する新ゴム「GR-tech Silentゴム」の採用によりロードノイズを低減。さらに、3Dノイズ抑制グルーブ、シークレットグルーブといったグルーブを進化させることでパタンノイズを低減している。ロードノイズは路面の凹凸を通過するときの振動音が車内に伝わるもの、そしてパタンノイズはタイヤの溝の空気が回りに発散されるときに出る音のことだが、「REGNO GR-XⅢ」は両者とも際だって静かだと立川氏は言う。
高められた静粛性は荒れた路面での
静かさが印象的
しなやかに衝撃を吸収するから
心地よく移動できる
その上で注目すべき点は、比較的滑らかな路面はもちろんのこと、荒れた路面でも静粛性が高いこと。日常的なクルマでの移動の際、滑らかな路面から凸凹の多い路面に変わるとうるさいと思うことはよくあるが、「REGNO GR-XⅢ」は路面状況の変化の影響を受けにくく、さまざまな場面で静粛性が高い。これに加え、静かさの追求にあたっては音の大きさだけでなく、不快に感じにくい音の質にまでこだわっていると立川氏は感じた。
リアシートや助手席でも体感したが、運転しているときと居心地の良さは同じ。どこに乗っていても「REGNO GR-XⅢ」は静かだ。これこそ「REGNO」らしさ。そう納得できる進化だった。トライ・アンド・エラーを繰り返しつつさらにきめ細かい部分について手当てを施し、突き詰めていくことで静粛性のレベルを向上させたのだろうが、従来品でも高い評価を得ているだけに開発はたやすいものではなかったはずだと立川氏は想像している。
一方、「REGNO GR-XⅢ」の魅力となっている快適性を、静粛性とともに支えているのが乗り心地の良さである。運転中にタイヤから伝わるインフォメーションは、乗り心地に悪影響を与える路面のざらつきなどが絶妙にカットされ、快適性が向上している。また、振動を抑える足回りのショックアブソーバーをサポートするかのように、タイヤのダンピングがバランス良く機能を果たし、とてもしなやかだったと立川氏は説明してくれた。まるでサスペンションの一部のように、タイヤが乗り心地の良さ、しなやかさに貢献していると感じたそうだ。
接地性の高さが直進安定性、
初期応答の素直さ、
リアのスムーズな追従・安定感を
もたらしている
乗り心地の良さについては、新たに開発された「GR-tech Silent構造」、「GR-tech Motionライン」を搭載したことが貢献しているが、このような構造の見直しと新ケースラインの採用によって十分な張力剛性と最適な接地形状を実現し、心地よいハンドリングや快適な走行性能を引き出していることも見逃せない。この点において「REGNO GR-XⅢ」は、「接地性の高さ」が、走行中のさまざまな場面において安心感をもたらし、運転のしやすさにつながる「質の高い乗り味」を実現する、まったく新しいコンフォートタイヤだと、立川氏は評価する。
とくに立川氏が印象深かったというのは、タイヤが路面をしっかりと“つかむ”、“とらえる”といった感覚。タイヤは状況に応じて変形するが、常に「きれいな接地をしているなあ」と感心させられたと言う。この「接地性の高さ」が走行中のさまざまな場面において安心感をもたらし、また優れた直進安定性にもつながっている。これにより、快適で気持ちのいい「質の高い乗り味」を実感できるというわけだ。コントロールのしやすさだけでなく、運転することがラクに感じるはず。それがさらなる移動の快適さを生み、とくに高速道路では進化を感じていただけるはずだと、立川氏は言う。
そして、ステアリングを切り始めたときのクルマの反応がリニアで、なおかつ素直であることも特筆すべき点。ドライバーがこう走りたいという感覚とずれがないので、思い描いたイメージ通りに気持ちよく走ることができる。もうひとつ感心させられたのは、後輪の追従性だ。例えば高速道路でレーンチェンジを終え直進走行に戻るときに後輪がスムーズに追従してくる感覚。クルマの姿勢が変わっても、常に4輪が路面をしっかり捉えていて、これが安定感を生んでいる。
ウェット性能も進化した
「REGNO GR-XⅢ」
洗練された輸入車との相性のよさも
大きな魅力
立川氏はウェット路面でも「REGNO GR-XⅢ」の走行性能を体感した。S字やヘアピンのようなタイトコーナーが続くウェットハンドリング路で試乗し、グリップを失う限界まで攻めるなかで、グリップ力が高くウェット路面でもタイヤが粘ってくれるのを感じたそうだ。驚かされたのは、ただグリップ力が上がっているだけではなく、安心感のあるグリップだったこと。唐突にグリップが抜けるようなことがなく、ある程度粘ってくれるので、限界領域でコントロールが利くのだと言う。
このような「操縦安定性の向上」、「素直で安定感のある走りの実現」によって磨き上げられた「REGNO GR-XⅢ」の「質の高い乗り味」を、さまざまなクルマのオーナーに体感していただきたいと立川氏は願っている。なかでも「REGNO GR-XⅢ」と同じように洗練された乗り味を持つ輸入車とのマッチングがいいと感じた。たくさんの輸入車オーナーの方々に、「REGNO GR-XⅢ」の乗り味を堪能していただきたいと立川氏は言う。
優れた静粛性能と乗り心地、質の高い乗り味の実現に感銘を受けた立川氏だが、そういったさまざまな性能を高いレベルでバランスさせることは、とても難しいこと。そこにはブリヂストンの商品設計基盤技術「ENLITEN」を国内市販車用乗用車向けタイヤとして初めて搭載し、モノづくり基盤技術「BCMA」と融合したことが貢献しているのだろうが、「REGNO GR-XⅢ」の「GREAT BALANCE」は確実に進化したと立川氏は実感した。「REGNO GR-XⅢ」は、新たなプレミアムコンフォートタイヤのあり方をみごとに提示しているのである。
- 立川祐路 / Yuji Tachikawa
- 国内最高峰のモータースポーツと言われるSUPER GTで、輝かしい戦績を残したレーシングドライバー。
1996年にSUPER GTの前身である全日本GT選手権にスポット参戦し、1999年から2023年までレギュラー参戦。
通算19勝を挙げ、歴代最多24回のポールポジションを獲得。
そして3度のGT500リーズチャンピオンに輝く。精緻な分析力をもとにREGNO GRーXⅢの開発に携わった。
製品ラインアップ
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REGNO GR-XIII
ENLITEN®搭載によるGREAT BALANCE®の進化と拡張で空間品質と走行性能、サステナビリティ性能を高次元で両立。
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REGNO GRVII
音楽や会話が穏やかに満ちてくる、静かで快適な乗り心地。ミニバンは心やすまるリビング空間に近づいてくる。
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REGNO
GR-Leggera"REGNO"の名を持つに相応しい性能を持つ軽自動車専用GR-Leggera。ワンランク上の静粛性、乗心地であなたの車はタイヤで変わる。