POTENZA Event Report / POTENZA CIRCUIT MEETING! @ 鈴鹿サーキット 南コース
POTENZA CIRCUIT MEETING! @ 鈴鹿サーキット 南コース
Rd.1 2022.5.6 FRIDAY @ SUZUKA CIRCUIT SOUTH COURSE
走る楽しさに浸りたいクルマ好き大歓迎
PCM! でスキルアップを体感&実感!!
サーキットランは楽しそうで興味はあるけれど、走りに自信がないから躊躇してしまう。けれど、もう一歩レベルアップしたい……という方におすすめなのが、「POTENZA CIRCUIT MEETING!(PCM!)」。プロドライバーを講師に迎え、サーキットの走り方やスキルアップの方法を学んで実践できるイベントだ。2015年に始まったPCM! は、今年で8年目。今シーズンのラウンド1は三重県の鈴鹿サーキット南コースで開催された。サーキットデビューの方だけではなく、サーキット走行は経験しているが、南コースは初めてという方、PCM!は3回目! というリピーターのみなさんまで、さまざまなクルマ好きが参加してくれた。最高気温は約24℃。薄曇りでサーキット走行にはベストコンディション。レッスンはご自身のスマホ等で見られるオンラインによる講習や、フリー走行、走行チェック、同乗走行など盛りだくさん。また、プロドライバーによる本気のアタックが堪能できるエキシビジョンも行われ、どっぷりとモータースポーツに浸る一日となった。またサーキットを走りたい! ときっと思えるPCM! に、これからも多くの方々に参加していただきたい。
プロから学んで楽しみながらスキルアップ!
PCM! Rd.1 鈴鹿サーキット 南コースで講師を務めたのは、佐々木雅弘選手、山田英二選手、井口卓人選手、蒲生尚弥選手の4名。初心者向けの「ポテンザレッスンクラス」とさらなるスキルアップを目指したい方向けの「ポテンザフリーランクラス」を用意。講師が1台1台の走りをチェックしてくれるドライビング講評や同乗走行も実施され、参加者それぞれに合わせた手厚いアドバイスも好評だ。また、PCM! では走行と講習が交互に設定されているのも特徴で、講師から伝えられた走りのポイントをすぐに実践できるのもスキルアップに繋がっている様子。さらに、ポテンザ・サーキット・アタック(PCA!)で活躍するマシンの開発を担うオートプロデュースボス 藤岡代表が、参加者の走りや車両のカスタム内容に基づいてチューニングのアドバイスを行うプログラムも用意。会場にはCUSCOやプロジェクトμ、BRIDEの展示ブースが並ぶなど、走りやクルマのプロたちが集まった。PCM! には、楽しく学びながらスキルアップできるコンテンツが充実している。
スキルに合わせて丁寧にアドバイス。
もっと走りたくなる充実レッスン!
初めてサーキットを走行する方や、基本を学びたい方向けの「ポテンザレッスンクラス」の講師を務めたのは、SUPER GTに参戦するプロドライバー井口卓人選手と蒲生尚弥選手。まずは、CUSCOのデモカー、NDロードスターを用いたオンラインによるドライビングポジション講習で基礎を学ぶ。その後、講師が先導してコースのライン取りを確認する慣熟走行に続き、フリー走行では講師がひとりひとりの走りをチェック。良かったポイントやチャレンジしてほしい走り方など、個々に合わせたアドバイスが行われた。また、レッスンクラスは参加者全員に、プロドライバーが運転する助手席でサーキット走行を体感できる同乗走行を実施。プロの走りに驚きながらも、より具体的にコース上での運転のコツについて質問したりとスキル習得の糧になった参加者が多かったに違いない。一方、「ポテンザフリーランクラス」の講師は佐々木雅弘選手と山田英二選手。オンライン講習では、仲の良い掛け合いで笑いを交えながら、プロならではのタイヤの使い方やドラテクなどタイムアップに繋がるコツが伝授された。また、講師に自身の走りについてコメントしてもらえる座学では、参加者からの質問が続出。みなさんもプロから直接教わる機会をぜひ活用してほしい。PCM! は何度参加をしても、その度に学びがあると好評で、リピーターも多いのだ。
わかりやすいオンライン講習で快適に極意を確認。
レッスンクラスのドライビングポジション講習や、フリーランクラスのドラテク講習は、密にならないようにとの配慮から、自身のスマホや屋外に設置されたモニターで視聴できるようオンラインで配信された。ドライビングポジション講習では、スマホを片手に自身の車両で確かめながら受講する参加者も見られた。このオンライン講習は参加者だけに知らされるQRコードから特設YouTubeページにアクセスする仕様になっており、配信中であれば後から確認することも可能。2度3度と復習できるのも嬉しい。参加者だけの特典のひとつだ。
プロドライバーの本気の走りを目の前で堪能!!
昼食後のアイドリングタイムに行われるのは、講師陣によるサーキットアタック。4台のデモカーが出走し、それぞれ2周のアタックに挑んだ。オートプロデュースボスのPCA! GRヤリスを佐々木選手、PCA! GR86を井口選手、CUSCOのGR86を蒲生選手、CUSCO ND ロードスターを山田選手がドライビング。まずは山田選手が「俺の走りを見せてやるぜ!」と自信満々で出走。縁石は全部乗るという宣言通りのアグレッシブな走りに歓声があがる。タイムは58秒974。続く蒲生選手の走りは、見ていた他のプロドライバーたちが、思わず「速い」とつぶやくほど。CUSCOの市販パーツ+POTENZA RE-71RSのみのチューンで、タイムは56秒158。井口選手の繰るPCA! GR86は、エンジン関連はフルノーマルで、パーツ変更はタイヤのPOTENZA RE-71RSとホイール、ブレーキのみ。さすがのドライビングテクニックで56秒327を記録した。最後の佐々木選手は、「縁石をどこまで踏めるかチェックしながらの走りでした」と言いながらも、POTENZA RE-12D TYPE-Aを装着したGRヤリスで、54秒476を叩き出した。ライトチューンそしてわずか2周での好タイムには、POTENZA RE-71RSと、POTENZA RE-12D TYPE-Aが大きく貢献していること間違いない。
ロガーデータが証明したPCMの効果。
きめ細やかなレッスンがスキルアップに直結。
今回はレッスンクラスに参加されたお二人に協力をいただいて、車両にデータロガー「QSTARZ GT レーシングレコーダー」を試験的に装着し、デジタルデータによるレッスンの効果検証を実施した。データロガーとは、走行した距離や経路、スピードなどをGPSを用いて記録できるアイテム。サーキット走行に活用すれば、周回ごとに走行したライン取りやタイムを比較できるので、テクニックの向上に役立てることが可能だ。また、装着していたPOTENZAタイヤについてもインタビュー。ぜひサーキット走行をより楽しむための参考にしてほしい。
QSTARZ GTレーシングレコーダー
「妥協せず選んだRE-71RSと的確なアドバイスが結果に!」
5MTと1.5リッターエンジンの組み合わせで、サーキット派にも人気の高いマーチ NSIMO Sで参加の野澤隆行さん。常に妥協することなくタイヤ選びをしていると言い、モータースポーツを楽しむためドライグリップを最優先にして、POTENZA RE-71RSの購入を決めたそうだ。「美浜サーキットでは、RE-71RSに交換しただけでタイムアップしたんです。もうひとつ驚いたのはグリップの立ち上がりの早さ。1周目からアタックできて感激しました」と優れた性能を体感。往復100kmほどの通勤にも使用し、サーキットの外でも高性能を実感している。
久しぶりのサーキット走行なので、イチから学び直そうとPCM! への参加を決めたという。井口選手が講師のレッスンクラスで、1回目の走行後に、最終コーナーを丁寧に荷重を感じながら曲がるようアドバイスを受けた。1分07秒切りを目標にしていた野澤さんのベストラップは見事1分06秒286。
「初心者にも扱いやすいコントロール性の高さを味方に」
水谷和浩さんは、愛車のBRZにPOTENZA Adrenalin RE004を装着。「まずはトータルバランスがいいことがタイヤチョイスにおける大前提。そしてサーキット走行をしてもライフに満足できること、初心者にも扱いやすいことを考慮して選んだのがAdrenalin RE004でした。装着して実際に走ってみても、応答性がよくてコントロールしやすいタイヤでした」と教えてくれた。「ストリートでも感心させられることが多いですね。ワインディングや高速道路でも、より安定して走れることに満足しています。サイドウォールのデザインもかっこいいですよね」。
「ひとりで走っていても分からないところをプロに教えてもらえるのが魅力でした」と水谷さん。講師の井口選手は、1回目の走行後に、タイヤを潰すことを意識すればレベルアップできると助言。データロガーの2回目の走行を示すピンクのラインで、新しい走行ラインに挑戦しながらタイムアップしたことが分かる。
参加者たちのタイヤ選びを調査。
コダワリを教えてください!!
サーキット走行をより楽しむための参考になればと、PCM!に参加した方々にタイヤ選びのポイントを聞いてみた。そして、サーキットを楽しんでもらい、確実にステップアップできるようにきめ細かくプログラムが組まれたPCM!で、エントラントのみなさんは楽しく学べ、楽しく走ることができた様子。これからも、ぜひ多くの方々に参加していただきたい。
「しっかり止まってくれて、初サーキットでも存分に楽しめました」
ノート e-POWER NSIMOで参加の大阪達彦さんが装着していたのは、POTENZA RE-71RS。自家用車は3台所有していて、タイヤはいつもスポーツモデルを選ぶそう。「常にハイパフォーマンスなタイヤを選んでいます。RE-71RSは路面への食いつきがいいと感じます。このタイヤでは初めてサーキットを走りましたが、コーナーでのブレーキングでグッと止まります」と、RE-71RSのハイグリップを実感したよう。
「グリップとライフがGOOD! お気に入りのタイヤです」
水畑康彦さんは月に数回サーキット走行を楽しんでいて、愛車のトヨタ86には耐久性も考慮し長く乗り続けられるようなチューンを施している。POTENZA RE-71RSのほかPOTENZA RE-12Dも装着したことがあるが、今回はRE-71RSで走行。「タイヤ選びはグリップ力とライフをポイントにしています。RE-71RSは減ってからも、高いグリップ感が続くことに驚きました」。タイヤをしっかり使い切れることにも高評価。
「タイヤは日常使いでのウェット性能も外せません」
WRXで参加の足立紳一郎さんは、「通勤などで街中も走るので、ドライグリップがいいことはもちろん、ウェットでしっかり性能を発揮するタイヤを装着したかった」とPOTENZA S007Aをセレクト。サーキット走行でも十分な性能が感じられたそうで、「走行の最後までしっかり走れました」と満足。井口選手から具体的なライン取りを教わったので、今後の走りに活かしたいと、走る楽しさに目覚めた様子。
「シーンに合わせてタイヤを使い分け、走りを楽しみたいですね」
サーキットは年に数回は走っているという、インプレッサで参加の加藤和彦さん。「Sタイヤも持っていますが、それ以外では、街乗りと兼用できるスポーツタイヤを選びます。POTENZAはさすがのグリップ力といったイメージですね」。PCM!ヘの参加は初めてだったが、佐々木選手からのコーナーの走り方のアドバイスが参考になったとのこと。ドラテクにますます磨きがかかったようだ。
デモカー展示などPOTENZAのスピリットを体感できるチャンス!
POTENZAの魅力をより多くの方に感じていただけるよう、随時イベントを開催しております。
詳しくはWEBまたはお近くのブリヂストンのタイヤショップでご確認ください。