POTENZA Event Report / POTENZA CIRCUIT MEETING! @ 鈴鹿サーキット 南コース
POTENZA CIRCUIT MEETING! @ 鈴鹿サーキット 南コース
Rd.4 2021.10.30 SATURDAY @ SUZUKA CIRCUIT SOUTH COURSE
プロドライバーが講師のPCM!
初走行もスキルアップも全部おまかせ!
モータースポーツ に興味がある、挑戦してみたいという方のサーキットデビューにもぴったりなのが、「POTENZA CIRCUIT MEETING!(PCM!)」。サーキットの走り方やスキルアップの方法をプロドライバーからじっくり学べるイベントだ。1年を通して各地のサーキットで開催されるが、2021年の最終ラウンドが、鈴鹿サーキット 南コースで行われた。当日は快晴で季節的にもサーキット走行日和。スキルに合わせたクラス分けが行われ、フリー走行をはじめ、プロドライバーが講師の座学や同乗走行によるレッスン等が実施された。走行を重ねるごとに「タイムアップした!」という声もあちこちから聞かれたが、他にもプロドライバーによる本気のアタックが行われるなど、実践して目で見て存分に楽しみ尽くせた一日となった。「PCM!」は2022年も開催されることが決定! 今後も多くのモータースポーツファンに、中身の濃い体験をしていただきたい。
参加者への手厚いサポートで、走るのがもっと好きになる!
PCM! Rd.4 鈴鹿サーキット 南コースで講師を務めたのは、平峰一貴選手、蒲生尚弥選手、西原正樹選手、橋本洋平選手の4名。初心者向けの「ポテンザレッスンクラス」と、経験者向けの「ポテンザフリーランクラス」のそれぞれでレッスンを実施した。どのドライバーも「参加者に楽しんでほしい」という思いから、丁寧に、きめ細やかに教えてくれる。気軽に質問できる雰囲気もPCM!の魅力で、講師陣のフレンドリーさも参加者のスキルアップの秘訣だ。また、PCA!(ポテンザ・サーキット・アタック)で活躍するマシンの開発を担うオートプロデュースボス 藤岡代表が、参加オーナー車のチューニングについてアドバイスを行ったり、会場にはCUSCOやBRIDEの展示ブースが並ぶなど、走りやクルマに関する疑問をその道のオーソリティに聞けるシチュエーションも整っている。また今回は、お昼のアイドリングタイムに山野哲也選手がサプライズ登場! 特別にトークショーが開催された。このように盛りだくさんな内容で、「楽しく走りたい」「スキルアップしたい」を叶えられるのが、PCM!なのである。
楽しくレッスンを受けながらレベルアップできる!
誰でも気軽に参加できるのが魅力のPCM!。それゆえ初めてサーキットを走行するという、サーキットデビューの参加者も多い、「ポテンザレッスンクラス」の講師を務めたのは、西原選手と橋本選手。BRIDEのデモカー、NDロードスターを用いたドライビングポジション講習や基本講習に始まり、講師が先導してコースのライン取りを教えてくれる慣熟走行を実施。フリー走行では、講師がひとりひとりの走りをチェックして、もっと速く走るためのアドバイスを行った。また、レッスクラスでは参加者全員に、プロドライバーの運転する助手席でサーキット走行を体感できる同乗走行が行われる。体験した参加者は、ドライビングを学びながらも、プロのテクニックに驚きと楽しさが勝ってしまうようだった。スキルアップを狙う参加者の多い、「ポテンザフリーランクラス」の講師は平峰選手と蒲生選手。自身のスマホで確認できるタイヤの使い方やドラテクを学べるオンライン講習や、講師のプロドライバーに直接走りを見て講評してもらえる座学では、参加者の真剣に学ぼうとする様子が見られた。フリー走行では、レッスンで教わったことを実践したいと参加者が言うほど、走ることがより楽しく、かつスキルアップに繋がるプログラムになっている。
思わず息を飲む
プロドライバーの異次元の走り!
昼食後のアイドリングタイムに行われるのは、お待ちかねの講師陣によるサーキットアタックだ。POTENZA RE-71RSを装着した4台のデモカーが出走し、それぞれ2周のアタックにチャレンジした。オートプロデュースボスのPCA! GRスープラを蒲生選手、スカイライン400Rを平峰選手、CUSCOのGRヤリスを西原選手、BRIDE ND ロードスターを橋本選手がドライブ 。1台ずつコースインし、本気の走りを見せてくれた。縁石の使い方やコーナリング時のブレーキングの位置など、参加者から感嘆の声が漏れるほど、プロのドラテクは異次元。蒲生選手は、55秒676というタイムを叩きだした。ドライビング後は「乗れる縁石は全部乗りました」と余裕の笑顔。平峰選手が「蒲生選手はステアリングを握ると人格が変わります(笑)」と、参加者だけではなくプロドライバーも驚く走りを見せてくれた。たった2周でも圧倒的なタイムを記録するのは、POTENZA RE-71RSの温まりやすさがキーのよう。コンマ1秒を争う世界で戦うプロドライバーたちが、タイヤを信じて攻め込む中に、RE-71RSのグリップ力の高さを目の当たりにした。
POTENZA RE-71RSで参加しました!
当日のオンライン講習でも、開発の秘話やサーキット走行における使い方がレクチャーされた「POTENZA RE-71RS」。サーキット走行を楽しむユーザーから、ドライグリップはもちろん、ウェットグリップへの評価も高い。ここでは、PCM!でPOTENZA RE-71RSを装着して参加してくれたみなさんに、タイヤの印象を聞いてみた。さて、その魅力はいかに?
「何度も走れるライフ性能の高さがうれしい!」
日産 シルビアでレッスンクラスに参加した達富公平さんは20代の大学生。大学の自動車部に所属していて、普段からサーキット走行を楽しんでいるそう。「ライン取りが参考になりました。2ヶ月に1回くらいのペースで走りに行くんですが、RE-71RSはライフ性能が高いので助かります。装着して1年弱。摩耗が進んでもしっかりグリップするし、一度この良さを知ったらPOTENZA一筋です」。RE-71RSが自動車部での活動をより楽しいものにしてくれているようだ。
「さまざまな場面でしっかりグリップしてくれる」
「以前PCM!に参加した際に、RE-71RSの良さを耳にしたのが装着したきっかけなんです」と語ってくれたのは、トヨタ86で参加の松村茂雄さん。「ストリートでも履いていますが、アライメントなど変更せずそのままサーキット走行をしても結果を出せるのが印象的でした」。今回の走行では0.7秒タイムアップしたそうで、「コーナーでかなりステアリングを切り込んでもグリップしてくれる。タイヤ交換だけでこの結果は驚きです」と、性能の高さを実感した様子だった。
「アドバイス通りにコーナーを攻められました」
RE-71RSを装着してのサーキット走行は今回が初めてだという、ホンダS2000で参加の小柴克也さん。「コーナーでもっと踏んでいいとアドバイスをもらったんです。思い切ってその通りにしたらグリップがグッと利いた。ドライグリップの高さに驚きました」。鈴鹿サーキット 南コースは何度も走ったことがあったが、今回なんと2秒もタイムアップしたそう。「タイヤのおかげですね。ウェットグリップもぜひ試したい」と、RE-71RSのパフォーマンスに満足していた。
「ジムカーナもサーキットも街乗りもRE-71RS」
マツダ ロードスターで参加の上野浩さん。自身の走行テクニックを分析して客観的にアドバイスしてほしいと、レッスンクラスへの参加を決めたそう。サーキット走行用とジムカーナ用に3セットのRE-71RSを所有している。「ジムカーナは冷えた状態からグリップしてくれることが必要なので、RE-71RSはその点でも魅力的」。今回のサーキット走行でも、しっかりグリップして曲がれたという。「雨天時もよくブレーキが利くんですよ」と、さまざまなシチュエーションでRE-71RSを味方につけている。
「タイヤ交換&アドバイスでタイムアップできました」
PCM!での走行のためにRE-71RSを装着したという、ルノー ルーテシアで参加の鳴川佳介さん。「一般道で慣らし走行をした際、コーナーの多い高速道路でも安定して走れました」とすでに優れた性能を実感。今回のレッスンでは、立ち上がりの姿勢をまっすぐにするようアドバイスされたとのこと。「そこを意識したらタイムアップしました。ストレートからのブレーキングでしっかり止まるのも、アクセルが踏めるのもタイヤのおかげ」と、たくさんの学びがあった様子。
全国のブリヂストン系列タイヤショップがサポート
PCM!は全国のブリヂストン系列のタイヤショップで先行受付を行っていることもあり、参加車両のメンテナンスや当日に向けたアドバイスなど、積極的にサポートをしてくれる店舗も多い。今回紹介するタイヤ館岡崎城南も、そんな店舗のひとつだ。タイヤ館岡崎城南は、愛知県岡崎市にある、ブリヂストンのタイヤ専門店。PCM! へは、お客様が過去に4〜5回ほど参加。今回のRd.4 鈴鹿サーキット 南コースへは、5名でエントリーした。タイヤ館岡崎城南スタッフの杉浦さんは「初めて参加する方も誘いやすいイベントです」という。「一日の流れが分かりやすくて、プロからレッスンが受けられる。走る楽しさを知ってもらうきっかけにいいですよね」と杉浦さん。杉浦さんのアドバイスを受けブレーキパッド交換を行い、Z33で初参加した勝田さんは、サーキットで過ごす一日を楽しめた様子。いざというときに相談できる仲間がいたことも、安心感に繋がったようだ。「みっちりレッスンと走行が組まれているので、仮にひとりで参加しても寂しさはないですよ。ちょっとでも興味があるという方は、ぜひ相談してください」と杉浦さんもおすすめのイベントだ。
2022年も、PCM!で会いましょう!
プロドライバーからの講習や同乗走行によるレッスンが受けられ、サーキット走行について楽しく学べるPCM!。初めてサーキットを走る方から、さらなるスキルアップを目指したい方、単純に走りが好きな方など、幅広く参加いただいている。2022年の開催も決定したが、Rd.4で講師を務めたプロドライバーにPCM!の魅力を聞いてみた。
平峰一貴 選手
SUPER GT500クラスで活躍する平峰選手は、今回のPCM!が初参加。NSIMOドライビングアカデミーの講師を務めていて、ドラテクを教えるのはお手の物。「チューニングしていないノーマル車でも楽しめるのがPCM!です。先導走行もあるので安全にしっかり走り込めます。ぜひ一日楽しんでください」。
蒲生尚弥 選手
2015年のPCM!開催当初から講師として参加し続けている蒲生選手。蒲生選手によるデモカーのサーキットアタックも見どころのひとつだ。「初めて走る人やタイムを極めたい人、いろんなニーズを網羅できるイベントですね。クラス分けがあって同じレベルの人たちと走れます。友達を誘って参加してみては」。
西原正樹 選手
西原選手は全日本ジムカーナ選手権に参戦歴30年の超ベテランドライバーだ。丁寧なドライビング指導は参加者に大人気。「基本的なドライビングポジションや走り方の解説からスタートするので、初めての方でも安心して参加していただけます。スキルに合わせて学べますよ。会場で気軽に声をかけてください」。
橋本洋平 選手
橋本選手は、86/BRZ Raceの2019年クラブマンシリーズチャンピオンで、モータージャーナリストとしても活躍している。「PCM!はビギナーが参加しやすい雰囲気。もちろんインストラクターが丁寧教えますから、本格的に走りたい方もスキルアップが目指せると思います。幅広いクルマ好きにおすすめできます」。
デモカー展示などPOTENZAのスピリットを体感できるチャンス!
POTENZAの魅力をより多くの方に感じていただけるよう、随時イベントを開催しております。
詳しくはWEBまたはお近くのブリヂストンのタイヤショップでご確認ください。