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前後左右、あらゆる方向からの力をしっかりと受け止め、高性能SUVをドライバーの意思に忠実に走らせるハイレベルな運動性能を持つALENZA 001。
「ALENZA 001」は、高性能SUVのパフォーマンスを存分に発揮することを目的に開発した、スポーティなタイヤだ。このタイヤの開発背景を理解するにあたって、ふたつの変化に注目したい。
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まずひとつの変化は、SUVが大きく変わったという事実だ。
かつてのSUVは、スポーツ走行には向いていないとされた。悪路を走破するには最低地上高を高くする必要があり、そのうえで居住空間や荷室の広さを確保するために背が高くなると、おのずと重心の位置も上がった。したがってコーナーを曲がる時にはぐらりと傾き、このロール(横傾き)を抑えるために足まわりを固める必要が生じた。
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また、車高が上がりボディのマスが大きくなることと、複雑な4輪駆動システムを搭載することなどでSUVには車体が重くなるという傾向もあった。SUVは、重心が高くて重たいという、ふたつの十字架を背負っていたのだ。したがって、これを俊敏に走らせることは非常に困難だった。
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けれども、技術の進化とは素晴らしいもので、世界各国の自動車メーカーのエンジニアたちの奮闘により、ふたつの負の側面は解決された。ボディ構造、サスペンションや駆動システムを進化させることで、SUVはドライバーの意思に呼応するように自由に動き回るようになったのだ。
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ただし、SUVが自在に走るようになったからといって、セダンやステーションワゴンに比べて重心が高いことや重量があるといった物理的な事実に変わりはない。そこで「ALENZA 001」には、SUVが自由自在に走るための技術を注ぎ込んだ。
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一例を挙げれば、チャンファリングという技術だ。これはブロックの端の角を丸くすることで、ブレーキング時にタイヤの変形を制御するテクノロジー。大柄なSUVでブレーキングしてもタイヤの変形が抑えられているから、結果として思いのままに操ることにつながる。
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もうひとつの変化は、ドライバーの意識が大きく変わったということだ。
かつてのクルマ好きは自動車のカタログを開くと、最高出力や0-400m加速、あるいは最高速度といったスペックに注目した。けれどもいま、愛車のスペックを誇る人は少ない。
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馬力やタイムよりも、愛車と一体になって、街でもワインディングでも気持ちよく走ることが大事であることに、多くの方が気付いたのだ。同時に、スポーツ走行を楽しむことと、安全や環境へ配慮することを両立させたいというクルマ好きも増えている。多様化するSUVのスタイルが象徴するように、自動車文化が成熟したことで、ドライバーの意識も変わっているのだ。
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「ALENZA 001」は、こうした変化にも対応している。例えば、タイヤの主要な原料のひとつであるシリカは、転がり抵抗を抑えて低燃費に貢献する。ただし、シリカ同士が擦れると発熱し、転がり抵抗が増えてしまう。そこで「ALENZA 001」ではナノプロ・テック™採用シリカを配合することで発熱を低減、タイヤ寿命を長く保ちつつ燃費性能を向上させることに成功した。
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また、ブリヂストン独自のタイヤ解析技術を駆使することで、リブ中央の接地圧を高め、ウェットグリップ性能も向上させている。クルマのポテンシャルを発揮したり、スポーツ走行を楽しむうえで最も大切なことは、安全だ。「ALENZA 001」は、安全性の確保にも注力したのだ。
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重心が高いことと重量があることは、高度な運動性能と矛盾する関係にあった。しかし、自動車メーカーの技術によって、これを解決した。 同じようにグリップ性能を向上させることと、低燃費、ロングライフは二律背反の関係にあった。相容れないはずだったふたつの要素を、テクノロジーによって両立させたのが、「ALENZA 001」というタイヤなのだ。
その走りが進化し続けるSUV。その運動性能に特化したタイヤだからこそ、思うままに操る喜びを感じてもらえるはずだ。
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