取り付ける向きが決まっているタイヤとは?見分け方を解説
タイヤには、取り付ける向きや回転方向が指定されているものがあります。指定されたタイヤを誤った向きで装着すると、性能や安全性に悪影響を及ぼす可能性があります。本記事では、向きが指定されたタイヤの種類や見分け方について解説します。

タイヤには、取り付ける向きや回転方向が指定されているものがあります。

指定されたタイヤを誤った向きで装着すると、本来の性能を発揮できないだけでなく、安全性にも影響を及ぼす可能性があります。装着前の確実な確認が重要です。

本記事では、向きが指定されたタイヤの見分け方や正しい装着方法のポイントについて、写真や例も交えながらわかりやすく解説します。

取り付ける向きが指定されたタイヤとは?

タイヤには、「取り付ける向きに指定のないタイヤ」「進行方向に対する向きが指定されているタイヤ」「外側・内側の指定があるタイヤ」の3種類があります。

向きに指定がないタイヤは、車体の左右・前後を問わず、どの位置に装着しても問題ありません。

一方、進行方向や外側・内側の指定があるタイヤは、装着される向きや回転方向を想定して設計されています。向きが決まっているタイヤを誤った向きで取り付けると、排水性能やグリップ力が低下したり、摩耗が偏るなどの影響が出る可能性があります。

タイヤ交換やローテーションを行う際には、どのタイプのタイヤかを理解し、正しい向きで装着することが大切です。

取り付ける向きが指定されたタイヤ

向きや回転方向の指定があるタイヤかどうかの見分け方

タイヤに向きや回転方向の指定があるかどうかは、サイドウォール(タイヤ側面)の刻印や、トレッドパタンの形状が左右対称かどうかで判断できます。

刻印やデザインを確認することで、どのように装着すべきかが確認できるようになっています。なお、見分け方は夏タイヤ(サマータイヤ・ノーマルタイヤ)と冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)でも同じです。

以下では、具体的な見分け方を紹介します。

サイドウォールの刻印

向きや回転方向が指定されているタイヤの場合、サイドウォール(タイヤ側面)に必ず刻印があります。

この刻印を確認することで、正しい装着方向の把握が可能です。

■進行方向に対する向きが指定されているタイヤ
サイドウォールに「ROTATION」という文字とともに進行方向を示す矢印が刻印されています。

サイドウォールの刻印

■外側・内側の指定があるタイヤ
装着時に外側になるほうには「OUTSIDE」、内側になるほうには「INSIDE」とサイドウォールに刻印されています。

向きや回転方向に指定のないタイヤには、これらの刻印はありません。

パタンデザイン・タイヤ形状

外側・内側の指定があるタイヤの場合、サイドウォールの「OUTSIDE」「INSIDE」という刻印に加え、トレッドパタンのデザインやタイヤ形状が左右で異なっている点からも見分けられます。

外側・内側の指定があるタイヤ

※トレッドパタンとは、タイヤのトレッド面(路面との接地部)に刻まれた溝や切り込み(サイプ)によって構成された模様のこと

一方、とくに指定のないタイヤの場合、向きを変えて装着してもトレッドパタンのデザインやタイヤの形状は左右対称となっているのが特徴です。

指定のないタイヤ

タイヤを正しい向き・回転方向で取り付けて安全なドライブを

タイヤは、車体の中で唯一路面と直接接する部品であり、その接地面積はわずか手のひら一枚分程度しかありません。その限られた面積で「走る・曲がる・止まる」という自動車の基本性能を担い、私たちの命を支えています。

だからこそ、タイヤは正しい向き・回転方向で装着することが重要です。向きや回転方向の指定があるタイヤは、正しく装着することで、パフォーマンスを最大限発揮します。

一方で、正しく装着しない場合は、パフォーマンスを最大限発揮できない可能性があります。

そのため、向きや回転方向の指定の有無にかかわらず、タイヤ交換は専門知識を備えたプロに任せるのがおすすめです。

タイヤに関するお問い合わせ

お客様からよくいただくお問い合わせについてQ&Aの形式でご紹介しています。

関連コンテンツ

タイヤを探す(乗用車用)

店舗で購入
ネットで購入
タイヤのサブスク