タイヤをインチアップする時など、お客様がエクストラロード(XL)規格のタイヤをお求めになる場合、必要空気圧を設定する為には、JATMA、ETRTO規格の空気圧-負荷能力対応表で確認することが必要です。
XL/RFD規格のタイヤって何?
スタンダード規格品との違いとは?
エクストラロード(XL)/レインフォースド(RFD)規格のタイヤは、タイヤ内部の構造を強くすることにより、スタンダード(STD)規格品と同サイズでも高い負荷能力を発揮できます。

例えば、タイヤサイズ「215/45R17」の場合、STD規格ではLIは87ですが、XL規格では91となります。
XL/RFD規格を装着するのはどんな時?
輸入車やインチアップした際など、XL/RFD規格のタイヤを装着する場合があります。
XL/RFD規格の高い負荷能力を発揮するためには、空気圧の調整が非常に重要です。必要な空気圧を確認し、新車装着時の負荷能力を下回らないようご注意ください。
XL規格品装着時の空気圧について
XL 規格のタイヤを正しく使うには?
XL規格のタイヤに設定された負荷能力を発揮するためには、正しい空気圧を充填する必要があります。空気圧別負荷能力一覧表を確認し、STD規格の負荷能力を維持する空気圧を充填してください。
①同サイズでXL規格のタイヤを装着する場合
タイヤサイズによって、STD規格に比べて必要な空気圧が変わることがあります。
例えば新車装着サイズが215/45R17 87Wに対して、
215/45R17 91W XLをお客様がお求めの場合に、
車両の指定空気圧が210kPaだとすると…


STD規格の負荷能力が505kgに対して、XL規格で505kgの負荷能力を維持するためには、230Kpaの空気圧で充填することが必要です。
②インチアップしてXL規格のタイヤを装着する場合
インチアップの場合、車両指定空気圧より高い空気圧を充填する必要があります。
例えば新車装着サイズが195/65R15 91Hに対して、
215/45R17 91W XLをお客様がお求めの場合に、
車両の指定空気圧が230kPaだとすると…


STD規格の負荷能力が600kgに対して、XL規格で600kgの負荷能力を維持するためには、280KPaの空気圧で充填することが必要です。
空気圧別負荷能力一覧表(簡易版)
下記の空気圧別負荷能力一覧表を必ず確認し、正しい空気圧を充填ください。
表の見方 サイズ記載が無いサイズの負荷能力は、該当するLI数値の右の行を参照ください。




こちらの情報は2023年1月現在のものです