長期経過タイヤの点検・交換
使用開始から長期経過したタイヤの点検・交換の重要性についてご紹介します

タイヤは自動車の安全にとって重要な役割を担っています。一方、タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、ゴムの特性が経時変化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。
その特性の変化はそれぞれ環境条件・保管条件及び使用方法(荷重、速度、空気圧)などに左右されますので、点検が必要です。

従って、お客様による日常点検に加え、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。
また同時にスペアタイヤについても点検を受けられることをお奨めいたします。
また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後10年(注)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。
なお、車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズマニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認ください。

注意事項

ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。
従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意ください。
また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません。

製造年週の確認方法

タイヤの側面には下図に示すように、ホイールに近い位置に製造番号が刻印されています。但し、タイヤの片側にのみ表示のため、車両に装着した状態では確認できない場合もあります。

製造番号のうち、ゴムの中にへこんだ文字で下4桁(例2412)の数字が製造年週を示しています。
最初の数字24は週(24週目【6月】)を、最後の数字12は年(2012年)を示します。

1999年以前に製造されたタイヤについては、下3桁(例109)の数字が製造年週を示しています。最初の数字10は週(10週目【3月】)を、最後の数字9は年(1999年)を示します。

2000年以降の製造番号の場合 (例)下4桁が 2412 製造年週 2012年 24週目 1999年以前の製造番号の場合 (例)下3桁が 109 製造年週 1999年 10週目 2000年以降の製造番号の場合 (例)下4桁が 2412 製造年週 2012年 24週目 1999年以前の製造番号の場合 (例)下3桁が 109 製造年週 1999年 10週目

こちらの情報は2022年1月現在のものです

タイヤに関するお問い合わせ

お客様からよくいただくお問い合わせについてQ&Aの形式でご紹介しています。

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