低車外音タイヤとは
低車外音タイヤの基準や、車外低走行音タイヤの表示制度についてご紹介します

低車外音タイヤとは?

業界の自主的な取り組みとして国際的タイヤの技術基準で定めた車外騒音基準値を満たすタイヤであり、自動車交通騒音の低減に貢献するものです。(2023年1月より運用開始)

低車外音タイヤの基準について

「タイヤの車外騒音・ウェット路面上の摩擦力・転がり抵抗に係る協定規則(第117号)」で規定されている車外騒音基準値を満たすタイヤが対象です。

対象タイヤ乗用車用タイヤ、小型トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤのそれぞれの夏冬用の市販用タイヤ

車外騒音基準値

乗用車タイヤの場合

断面幅の呼び 基準値dB(A)
185以下 70
185超 245以下 71
245超 275以下 72
275超 74

小型商用車用タイヤの場合

用途カテゴリー 基準値dB(A)
トラクション
タイヤ以外
トラクション
タイヤ※2
 ノーマルタイヤ 72 73
 スノータイヤ 72 73
シビアスノータイヤ※1 73 75
 特殊用途タイヤ 74 75

中・大型商用車用タイヤの場合

用途カテゴリー 基準値dB(A)
トラクション
タイヤ以外
トラクション
タイヤ※2
 ノーマルタイヤ 73 75
 スノータイヤ 73 75
シビアスノータイヤ※1 74 76
 特殊用途タイヤ 75 77

※シビアスノータイヤ※1、エクストラロードタイヤ、レインフォースドタイヤ、またはこれらの組み合わせについては、上記基準値を1 dB (A) 引き上げるものとする。

※1 過酷な降雪条件下で使用するためのスノータイヤ
※2 トラクションタイヤとは、さまざまな状況において力の伝達をするために、主に車両の駆動軸に装着することを目的とした小型商用車用タイヤ又は中型・大型商用車用のタイヤで、そのトレッドパターンが一定の技術的要件を満たしているものです。

タイヤの音について

タイヤに関わる音は大きく分けて「車内騒音」と「車外騒音」の2つあります。
【低車外音タイヤ】は「車外騒音」についての基準です。「車外騒音基準値」を満たさない場合は車外騒音が大きいことになりますが、必ずしも同様に車内の音が大きいとは限りません。

車内騒音

車内音が静かなタイヤ
(ロードノイズ、パターンノイズ)

車外騒音

低車外音タイヤ
(車外通過騒音が静かなタイヤ)

低車外音基準を満たすタイヤについて

低車外音タイヤの性能要件を満たすタイヤには認証マークを表示しています。

※2023年2月以降、申請登録完了したものから順次掲載して参ります。

低車外音タイヤ認証マーク

対象タイヤ

低車外音タイヤの対象商品については各商品のサイズ表をご参照ください。


こちらの情報は2024年1月現在のものです

タイヤに関するお問い合わせ

お客様からよくいただくお問い合わせについてQ&Aの形式でご紹介しています。

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