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Formula Drift JAPAN 2024 Report
Rd.6 OKAYAMA INTERNATIONAL
CIRCUIT 10/5〜6/2024
年間を通じて進化を遂げ、
タフさを身につけた草場佑介選手
フォーミュラドリフトジャパンに挑む草場佑介選手。
そのドライビングとマシンに、
さらなる深みを与えたPOTENZA。
日本が誇るチューナー、オートプロデュースボスからのアドバイスにせまる。
アドバイザーとともに進化させたマシンと走り
1000psを発揮するモンスターマシンのハイパワーを受け止める、ハイグリップラジアルPOTENZA RE-71RSと高剛性を誇る鍛造ホイールPOTENZA RW007。
RE-71RSはグリップ力の高さと、その持久力がポイントだ。決勝トーナメントでは2本連続で走ることになるので、タフなグリップがなければ2本目の走行で良い走りができなくなってしまう。
そしてRW007は、高い剛性でタイヤを路面にしっかりと接地させ、縁石に乗った際にも、躊躇なく踏み込める安心感を与えてくれる。
1000psの出力と100kgmのトルクを持つエンジンでタイヤとホイールを回転させると、一瞬でタイヤは白煙に変わる。それほどのパワーに耐えうるグリップと耐摩耗性が草場を支えてくれているのだ。
RE-71RSとRW007に、1000ps/100kgmの2JZ、軽量高剛性のボディを備えたFDJでもトップクラスのパフォーマンスを持つGR86を駆る草場は、今シーズンも貪欲に上位を狙った。
そして、草場がアドバイザーを依頼したのが、日本が誇るチューナー、オートプロデュースボスの藤岡和広代表である。
藤岡氏は、D1GPで過去に4度のシリーズチャンピオンを獲得したチームの代表でもある。ドリフトを知り尽くした藤岡氏に、さらなる高みを目指すためのセッティングと走行に関するアドバイスを求めたのだ。
セッティング面では、タイヤのグリップを最大限に引き出すために、これまでにない空気圧の領域をテスト。その結果、従来よりも低い圧力でグリップを得ることができた。また、路面の上り坂や下り坂に応じたセッティングも進めた。
最終戦の岡山国際サーキットでは、走りの面において、タッチ・アンド・ゴーエリアを活用して速度を高めることで、次のコンクリートウォールに対するリスクを軽減し、大きなラインで寄せることが可能だとアドバイスを受けた。
草場はシーズンを通じて、競技中のプレッシャーにさらに強くなり、これまで以上に安定したパフォーマンスを発揮できるようになった。
藤岡氏からのアドバイスがあったからこそ、昨年以上に、より自信を持って挑むことができたというわけだ。
今シーズンの草場は、開幕戦で総合7位を獲得したものの、その後は成績が安定しなかった。しかし、第5戦からは連続して総合8位を記録し、シリーズランキングは7位に上昇。昨年の14位からの大幅なアップを果たした。
タフな走りでファンを魅了し、説得力のあるパフォーマンスを披露した草場。POTENZAとともに、確かな進化を遂げたシーズンとなった。
#77 Team Cusco Racing GR86 草場佑介 | |
予選7位 | 89点(ライン31点 アングル31点 スタイル27点) |
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GREAT8 | 山中真生戦 敗退 |
Result | 総合結果8位 |
Ranking | シリーズ7位 |