Motor Sports / Time Attack > Formula Drift JAPAN 2022 REPORT > FORMULA DRIFT JAPAN 2022 Report Rd.6 FUJI SPEEDWAY
Formula Drift JAPAN 2022 Report
Rd.6 FUJI SPEEDWAY
最終戦は完成されたドリフトで
TOP16へ進出
静岡県の富士スピードウェイで開催されたフォーミュラDジャパン最終戦(第6戦)。
POTENZA RE-71RSとPOTENZA RW007を装着したCUSUCO RacingのGR86で参戦する草場佑介選手は、予選1本目からリズム感の良いラインをうまくまとめた走りを披露。86点(ライン26点・アングル27点・スタイル33点)を獲得すると、2本目は進入からより攻めた走りで1本目を大幅に上回る92点(ライン28点・アングル29点・スタイル33点)を獲得し11位で予選を通過した。
決勝トーナメントでは、トップ32で予選22位の齋藤育生選手(JZX100)と対戦。先行スタートの1本目を予選同様の勢いのあるドリフトで走り切ると、後追いの2本目でも、相手の動きにピタリと合わせた走りを披露し、審査員3名のポイントを獲得、トップ16へ順調に勝ち上がる。
予選6位の小橋正典選手(S15)との対戦となったトップ16。後追いスタートの1本目では、両者ともにキレイな走りを見せた。先行となった2本目では、予選同様に好調な走りを披露した草場選手だったが、勝負はワンモアタイムへ。
ワンモアタイム1本目、後追いの草場選手はややリズムを崩してしまう。先行の2本目では、しっかりと高レベルのドリフトを披露するも、惜しくも敗退。総合10位、シリーズランキング12位で2022シーズンを終えた。
Date | 11/18~19/2022 |
---|---|
Circuit | 富士スピードウェイ |
Weather | 11/18・曇り時々晴れ 11/19・晴れ |
Result | 単走11位・総合10位 シリーズランキング12位 |
草場選手のコメント
今シーズンはマシンをGR86に変更しました。POTENZA RE-71RSとPOTENZA RW007との相性はバッチリで、正直勝ちを狙えたシーズンだったと思います。最終戦では、なんとか結果を残したかったのですが、走りを勝ちに結びつけることができず、悔いが残る1戦となってしまいました。
富士では練習走行から調子が良く、コンスタントに満足のいくドライビングができていました。その勢いのままに挑んだ予選でしたが、想定よりも路面温度が上がったことで、上手くアジャストすることができませんでした。92点を獲得し予選を11位で通過しましたが、さらに上を目指していただけに悔しい結果となりました。
最終戦は、走りもマシンも状態が良かったので、決勝トーナメントのトップ32では、本来の自分の走りをしっかりと披露できたと思います。しかしトップ16での小橋選手との対戦では、勝ち切ることができず、ワンモアタイムとなってしまいました。
ワンモアタイムでは、後追いでリズムを乱してしまい敗退となりました。
調子が良かっただけに、今回の結果は本当に悔しいです。課題が浮き彫りとなったラウンドだったと思います。この経験を活かして、今後はしっかりと勝ち切る走りを心がけたいと思います。
GR86は、昨年のスープラ以上にPOTENZA RE-71RSのポテンシャルを引き出してくれました。RE-71RSの耐久性は、2回のドリフト走行が義務付けられた決勝トーナメントでは大きなアドバンテージとなってくれました。また、単走や先行で自分の走りができたのも、間違いなくRE-71RSのグリップ性能のおかげだったと思います。POTENZA RW007も、剛性の高さでマシンのパワーをしっかりと路面に伝えてくれました。
今年も最高のチーム、そして自分にとって最高のタイヤとホイールとともに戦うことができました。シリーズランキング12位と、結果を残せなかったことが悔やまれますが、勝てる力があることは実感しています。来年は頂点に立てるようにさらに成長していきたいと思います。
1年間、応援ありがとうございました。