POTENZA Event Report
POTENZA CIRCUIT MEETING!
@ TSタカタサーキット Rd.2 2024.6.22 SATURDAY
愛車でプロがアタックしたロガーデータをゲット!
自分の走りと見比べスキルアップに繋げる人気企画。
「POTENZA CIRCUIT MEETING!(PCM!)」は、“走って・学んで・見て”楽しめるサーキット走行会イベント。プロドライバーが講師を務め、座学や同乗走行などレッスンが行われる。個人のレベルや目標に合わせてクラスを分け、参加者に合わせたアドバイスが行われる。講師のプロドライバーは丁寧かつフレンドリーに接してくれるので、気軽に参加できるのも特徴だ。そんなPCM! のラウンド2が、広島県のTSタカタサーキットで開催された。
今回、講師を務めたのは、佐々木雅弘選手、井口卓人選手、蒲生尚弥選手、久保凜太郎選手の4名。基礎を学びたい方向けの「ポテンザレッスンクラス」と、さらなるレベルアップを目指す方向けの「ポテンザフリーランクラス」が用意され、講習やフリー走行、同乗走行などのレッスンが行われた。
また、お昼に行われる講師陣によるデモカーでのタイムアタックも見どころのひとつ。あいにく雨のなかでの走行となったものの、ウェット路面ならではのコース取りや走らせ方のポイントをドライバーがわかりやすく解説する場面もあり、この日の天候ならではの学びも得られた。そして、水しぶきを上げながらの走りは、さすがプロと目を見張るほどの迫力だった。
さて、フリーランクラス限定のコンテンツとして人気なのが「データロガー企画」だ。担当講師が参加者の愛車でコースを周回し、その走行内容を自ら所有するロガーに取得できるというもので、自分自身の走りとプロの走行ラインやブレーキポイントなどをデータで見比べ、違いを把握できる。
この企画は、走行直後に講師と話をすることができるのも大きな魅力だ。現在の愛車のセッティングに対して、どうしたらより走りやすくなるかといったアドバイスがあったり、参加者から質問することもできるので、大幅なスキルアップが期待できる。TSタカタラウンドでは、このデータロガー企画に抽選で4名が選ばれたが、そのなかからNCロードスターにPOTENZA RE-71RSを装着して参加した平さんの様子をご紹介する。
ロガーデータ比較と同乗体験の
相乗効果は計り知れない!!
平さんが装着したデータロガーは「QSTARZ BL-1000GT」。スマホと連動させれば、映像も同時に記録できるのが特徴である。コースマップの自動認識検出を備えるほか、スマホアプリやパソコンの専用ソフトでラップタイムの確認や走行解析・比較が簡単にできる。
平さんは、マツダ ロードスターでPCM! に参加。普段はジムカーナを楽しんでいるが、運転技術向上を図りたいと、走行会等でも練習を重ねている。データロガーの活用は、自身の走りの分析に大いに役立ったと言う。「データを見て、タイムアップできるポイントを研究しています。講師のアドバイスについて、できていない部分や自分のクセを客観的に認識することができました」と平さん。
一方、データ取得中の佐々木選手の走りも見学。「佐々木選手は、S字コーナーの走らせ方が自分とは大きく違いました。いただいたデータと合わせて、吸収して取り入れていきたいですね」と意欲的。
さらに、同乗走行では、自分の運転時とは見える景色が違ったと言う。「ブレーキングのポイントやコーナーへの進入角度が違うことがよく分かりました。それにステアリング操作がゆったりしているように感じて全然忙しそうじゃない。驚きの連続でした。アドバイスいただいたことが、身体で理解できた感覚です」。
平さんは、今回の経験をもとに自分の走行技術をさらに引き上げたいとのこと。「プロの走りを目で見て、さらにデータで分析できて、アドバイスも参考になりました。今回の体験はとても身になりました」と、笑顔で話してくれた。
プロとデータを見比べ答え合わせをすることが
上達への近道。
今回、担当講師を務めた佐々木雅弘選手は「自分だけの走行データを見るより、上手なドライバーのデータと比較し、分析することは大切だと思います」と説明してくれた。「ロガーで取得したデータは走った内容の答え。ラインやブレーキ、舵角などをプロと見比べて答え合わせをすることが上達への近道です」とのこと。
また、データロガーをあまり使ったことがない人は、さらに同乗走行も体験するといいですよ」と佐々木選手は続けた。「同乗走行でブレーキの踏力などGを体感して、その感覚を思い出しながら主観的にデータを見る。より理解度が高まるはずです」。PCM! では、プロのドライビングを助手席で体験できる同乗走行の機会が設けられている。そんなチャンスも、スキルアップに役立てていただきたい。
佐々木選手は、平さんのロードスターを走らせた後に、クルマをさらに走りやすくするためのポイントもアドバイスしてくれた。「まずは、ブレーキの感度。平さんのロードスターは初期制動力が強いブレーキパッドを装着しているので、より優しいブレーキングをすること。TSタカタサーキットの場合は、初期制動を落とすことで、荷重コントロールがぐっとしやすくなります。もうひとつは、ライン取り。FRなので、立ち上がりが有利になるようなラインを走ること。コーナリングはしっかり曲げることを意識し、立ち上がりからアクセルを踏み込むようにすると安定して速くなるはずです」
このように、データロガー企画では愛車に対しての具体的なアドバイスを直接プロから受けることができる。タイムアップしたい、ドライビング技術を高めたいと思っている方にはじつに魅力的なコンテンツのはず。ぜひ活用していただきたい。
PHOTO GALLARY
デモカー展示などPOTENZAのスピリットを体感できるチャンス!
POTENZAの魅力をより多くの方に感じていただけるよう、随時イベントを開催しております。
詳しくはWEBまたはお近くのブリヂストンのタイヤショップでご確認ください。