POTENZA Event Report
POTENZA CIRCUIT MEETING!
@ 筑波サーキットコース1000 Rd.4 2023.9.30 SATURDAY
愛車をプロがドライビングした“お手本データ”が入手できる!
「データロガー企画」でプロとの違いを分析しスキルアップ。
「POTENZA CIRCUIT MEETING!(PCM!)」は、“走って・学んで・見て” 楽しめるサーキットイベント。プロドライバーが講師を務め、座学や同乗走行などで個人に合わせたレッスンが行われるので、ドキドキなサーキットランデビューはもちろん、真剣にタイムアップを目指したい方にもおすすめだ。そんなPCM! の2023年最終ラウンドが、茨城県の筑波サーキット コース1000で開催された。
今回、講師を務めたのは、佐々木雅弘選手、山田英二選手、井口卓人選手、蒲生尚弥選手、久保凜太郎選手の5名。9月末日にも関わらず気温が高く、クルマ、そしてドライバー自身も無理をせず走るようアドバイスがあった。お昼には、講師陣によるデモカーでのタイムアタックに加え、FORMULA DRIFT JAPANで活躍する草場佑介選手がドリフトデモランを披露。イベントを大いに盛り上げてくれた。
さて、講習やフリー走行、同乗走行などのレッスンが行われる中、フリーランクラス限定のコンテンツとして人気なのが「データロガー企画」だ。データロガーを所有する参加者が申し込むことができ、抽選で6名前後が選ばれる。そして担当講師が当選者の愛車でコースを周回し、その走行をロガーに取得できるというもの。自身とプロの走行ラインやブレーキポイントなどをデータで比較できるため、スキルアップにおける効果は絶大だ。
このデータロガー企画に当選したオーナーに取材することができたので、今回のレポートでじっくりとご紹介。装着したデータロガーは「QSTARZ BL-1000GT」。スマホと連動させることで、映像も同時に記録できるのが特徴だ。走行データと映像を照らし合わせれば、状況も踏まえてより明確に分析することができる。
さらに今回は特別に、クスコの製品開発に携わりながらラリードライバーとして活躍する柳澤宏至さんと、取得したデータをその場で確認。また、担当講師の佐々木雅弘選手の同乗走行も実施して、走りながらのアドバイスもいただいた。両人からそれぞれどんなアドバイスがあったのか、ぜひ動画も合わせてチェックしていただきたい。
クルマを操る極意がデータで明確に。
プロとの違いから課題も見つかる!!
橋本隆志さんはサーキット走行歴が8年ほど。現在も半年に一度はサーキット走行を楽しんでいる。さらなるスキルアップを目指してプロドライバーからアドバイスを受けたいと、NDロードスターでPCM! に参加した。まず1回目の走行後に、自身の走りをクスコの柳澤さんとチェック。第1コーナーとヘアピン後のコーナーのライン取り、そして加減速のタイミングに気をつければ、よりタイムアップができると分析した。
その後、佐々木選手のデータ取りと同乗走行を終えると、自分との違いがはっきりと確認できた橋本さん。佐々木選手からは、コーナリングではブレーキを確実にリリースし、タイヤ4輪すべての接地を意識してからアクセルを踏むようにとアドバイスがあった。荷重を分散してタイヤの接地面を幅広く使うことがポイントだそうで、この言葉に橋本さんは次のステップが見えたという。
第2回目の走行を終えると、加減速とラインを意識したことで,コーナーの立ち上がりスピードがあがった。装着しているPOTENZA RE-71RSの性能も実感し、コーナリングの限界がまだ先にあるとの印象を持ったという。また、ヘアピンコーナーでの制動距離も短かくなったと教えてくれた。きめ細かく比較することで課題が見えたという橋本さんは、すべてトレースするのは難しいけれど、練習を重ねて少しでも佐々木選手のラインに近づけられるようにしたいと意欲がわいたそう。目で見たデータでの違いとプロからの直接のアドバイスが大きな糧になったようだ。
PHOTO GALLARY
デモカー展示などPOTENZAのスピリットを体感できるチャンス!
POTENZAの魅力をより多くの方に感じていただけるよう、随時イベントを開催しております。
詳しくはWEBまたはお近くのブリヂストンのタイヤショップでご確認ください。