タイヤのキズやヒビ割れについて
タイヤのキズやひび割れの種類や原因、影響、防止方法などをご紹介します

タイヤは、様々な材料からできたゴム製品です。ゴムの特性は時間が経過するとともに劣化しますので、クラック(ひび割れ)が発生する場合があります。
パンクやバーストなど重大な事故にもつながるトラブルを未然に防ぐために、タイヤにキズや、ひび割れができていないか、日常点検・整備を必ず行ってください。

タイヤのキズ・ひび割れの種類と想定される原因例

名称 現象 想定される原因例
セパレーション
  • トレッドセパレーション
    トレッド部が引きつったような変形
空気圧不足、過負荷使用、修理不良
外傷(カット)
  • トレッド部、サイド部の外傷、または、貫通
障害物・突起物接触等
コード切れ(CBU)
  • ブリーティングCBU
  • ショックCBU
  • パンク引きずり
    ショルダー部やサイド部のカーカスやコードが外部からの衝撃などによって破断するなどの損傷
空気圧不足、外傷
クラック(割れ)
  • サイド部クラック
    サイド部のゴムに生じる細かいひび割れ
経年劣化、オゾン・紫外線

タイヤのキズが発生した場合の影響

キズがタイヤ内部のコードに達している場合、タイヤが破裂し事故につながる恐れがあります。

キズ

タイヤ内部のコードに達するキズが発生した場合の影響

  • 故障に繋がる恐れ

タイヤのキズを防ぐ方法

  • キズの有無や異物が刺さっていないか定期的に確認してください。
  • 縁石などにタイヤ側面を接触させないように注意してください。

タイヤのひび割れが発生した場合の影響

タイヤ内部のコード(イメージ)※説明のため各部分に色をつけて表現していますが、実際には色はついておりません。 タイヤ内部のコード(イメージ)

※説明のため各部分に色をつけて表現していますが、実際には色はついておりません。

上図のようにひび割れがタイヤ内部のコードに達しない限り、安全上の問題は無く、継続使用は可能ですが、クラックがタイヤ内部のコードに達している場合は、交換が必要です。

※詳しくはタイヤ販売店等にご相談ください。

ひび割れがタイヤ内部のコードに達した場合の影響

  • 故障に繋がる恐れ

タイヤのひび割れを防ぐ方法

  • タイヤつや出し剤等には、ひび割れが発生する等タイヤに有害なものもありますので、悪影響が出たら使用を止めてください。
  • 取り外し保管時、直射日光の当たる場所は避けてください。
  • 空気圧不足はひび割れの拡大を助長します。カーメーカー指定の空気圧に調整してください。

参考


こちらの情報は2022年1月現在のものです

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